製品やサービスはある。それでも、価値が伝わらない。
製品やサービスは、すでにある。紹介資料も作った。展示会にも出た。それでも、他社と何が違うのかと聞かれると、うまく答えられない。
資料には機能が並んでいる。説明すれば内容は理解される。だが、なぜ自社のものでなければならないのかまでは届かない。競合と並べると、機能比較の中に埋もれてしまう。
よくある対処
こうした状況に対して、よく行われるのは次のような対応です。
- 機能を追加する
- 資料やWebサイトを作り直す
- 広告や展示会の露出を増やす
- 競合との比較表を作る
- 営業向けの説明手順を整える
どれも必要な取り組みです。ただ、伝え方を整えても、選ばれる理由が伝わらないことがあります。
それでも解消しない理由
問題は、資料の出来や営業の説明だけとは限りません。
顧客が何に困っていて、その困りごとが製品のどこで解決されるのかが、整理されていない可能性があります。機能の一覧は作れても、顧客の言葉に置き換えられていなければ、聞き手は自分の話として受け取れません。
似た選択肢が並ぶ市場では、機能の差はいっそう伝わりにくくなります。違いを示そうとして項目を増やすと、かえって何が中心なのかが見えなくなります。
決めるのが現場ではなく経営層である場合、効果を投資の言葉で示す必要がありますが、その形にはなっていないことがあります。
見直すべき構造
ここで確認したいのは、次のような問いです。
- 誰が、どの場面で困っているのか
- その困りごとに対して、顧客はいまどんな方法で対処しているのか
- 自社の製品やサービスは、その困りごとのどこを、他の選択肢とは違う形で引き受けるのか
- 導入すると、顧客の何がどう変わるのか
- 決めるのは誰で、その人は何を根拠に判断するのか
これらが揃っていないと、機能を説明できても、選ぶ理由としては伝わりません。
社内共有のための素材
相談すると何が整理されるか
Latentとの相談では、まず顧客の困りごとを、実際に起きている業務に沿って確認します。そのうえで、製品やサービスが引き受ける範囲、導入後に変わること、判断する人に必要な材料を整理します。
表現を洗練させるための整理ではありません。顧客が自分の課題として受け取れる形に、価値を置き直すための整理です。
関連するProblem
同じように価値が伝わらないと感じる場合でも、伝える内容そのものが定まっていないのか、届ける経路の側が整っていないのかによって、見るべき構造は変わります。
現在の状況を伺い、どこから整理するかを一緒に確認します。どの記事が近いか分からなくても、課題や依頼内容が明確でなくても問題ありません。