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任せたはずの仕事が、また自分に戻ってくる。

社員に仕事を任せたいと思っている。実際に任せてもみている。それでも、少し状況が変わると確認が入り、最後は自分が判断し、修正することになる。「そこまで聞かなくても」と思う一方で、任せきるのも不安が残る。

気づけば、「自分でやった方が早い」が続いている。本当に考えるべきことに使うはずだった時間が、日々の確認へ消えていく。

よくある対処

こうした状況に対して、よく行われるのは次のような対応です。

どれも間違った対応ではありません。実際に、経験や知識が不足しているために起きている部分もあるはずです。ただ、それだけでは説明できない部分が残ることがあります。

それでも解消しない理由

問題は、社員の能力だけが原因とは限りません。

社長が何を見て、何を大切にし、どこで立ち止まるのか。その判断の基準が、まだ他の人から見える形になっていない可能性があります。

判断の基準が見えないままなら、能力の高い人を採用しても、同じ壁にぶつかる可能性があります。人が入れ替わるたびに、説明や確認が繰り返されます。

現場の判断判断の基準社長
判断の基準が社長の側にあり、現場からは見えていないことを示している。

見直すべき構造

ここで確認したいのは、次のような問いです。

  1. 何を、誰が決めてよいのか
  2. 迷ったときに、何を基準に判断しているのか
  3. どの状況なら、社長に戻してよいのか
  4. その基準は、社長以外の人からも見える形になっているか

これらが整理されていないと、担当者も、どこまで自分で決めてよいのか分からないままです。

相談すると何が整理されるか

Latentとの相談では、まず、繰り返し社長に戻ってきている判断を一つずつ洗い出します。そのうえで、現場で決めてよいこと、迷ったときに立ち戻る基準、社長へ戻すべき条件を、実際の仕事に沿って整理します。

すべてを現場に委ねるための整理ではありません。社長が本当に考えるべきことに時間を使えるよう、判断の範囲を少しずつ広げていくための整理です。

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同じように「任せたはずの仕事が戻ってくる」状態でも、戻ってきているのが判断そのものなのか、それとも日々の作業や手順なのかによって、見るべき構造は変わります。実務そのものが離れないと感じる場合は、別の観点から整理することになります。

現在の状況を伺い、どこから整理するかを一緒に確認します。どの記事が近いか分からなくても、課題や依頼内容が明確でなくても問題ありません。