関係者は動いているのに、重要なプロジェクトが終わらない。
定例会議は開かれている。担当者もそれぞれ作業を進めている。それでも、プロジェクト全体としては、なかなか終わらない。
「確認します」「持ち帰ります」というやり取りが繰り返される。同じ論点が、会議のたびに繰り返される。締切は、気づけば少しずつ後ろへずれている。
よくある対処
こうした状況に対して、よく行われるのは次のような対応です。
- 定例会議を増やす
- 進捗報告を細かくする
- タスク管理ツールを導入する
- WBSを作り直す
- 経営者が直接指示を出す
どれも間違った対応ではありません。ただ、管理の仕組みを整えても、状況が変わらないことがあります。
それでも解消しない理由
問題は、進捗管理の仕組みだけとは限りません。
まだ決まっていない判断が、単なる作業や確認タスクとして扱われている可能性があります。何のために行うのか、何ができれば完了なのか、誰が決めるのかが整理されないまま、担当者はそれぞれの持ち場で手を動かし続けている状態です。
担当者の間で、何がどう受け渡されるのかが見える形になっていないこともあります。前の工程で何が決まったのかが伝わらないまま次が始まると、同じ確認が別の場所で繰り返されます。
その結果、会議のたびに同じ論点を繰り返し、タスクは増えても、プロジェクト全体は前に進みません。こうした詰まりは、要件を決める段階だけでなく、実装や定着の段階で表面化することもあります。
見直すべき構造
ここで確認したいのは、次のような問いです。
- 何ができれば、このプロジェクトは完了と言えるのか
- まだ決まっていないことは何か
- それを、誰が決めるのか
- 作業として進めてよいことと、判断が必要なことが分かれているか
- 決まったことは、次の担当者へどう渡っているのか
- 次へ進むために、何が揃えばよいのか
これらが曖昧なままだと、作業を進めても、決めるべきことが別のタスクや確認として残り続けます。
社内共有のための素材
相談すると何が整理されるか
Latentとの相談では、何が決まっておらず、どこで止まっているのかを、まず確認します。そのうえで、次に必要な判断、判断する人、役割と作業の切り分け、工程の間の受け渡し、完了条件を整理します。
関係者それぞれが、次に何を決め、何を進めればよいか分かる状態をつくるための整理です。
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関連するProblem
プロジェクトの進め方そのものではなく、その前提となる方針や判断の基準が本当の論点になっている場合もあります。また、外部の委託先が関わる場合には、発注する側で何を判断するのかという別の観点が必要になります。
現在の状況を伺い、どこから整理するかを一緒に確認します。どの記事が近いか分からなくても、課題や依頼内容が明確でなくても問題ありません。