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関係する部門が増えるほど、検討はひとつにまとまらない。

関係する部門も、対象となる拠点やテーマも増えた。それぞれの担当は決まっていて、各所で検討は進んでいる。資料も出そろっている。

それでも、全体としてはひとつの案にならない。合同の会議では各部門が自分の担当範囲を説明し、最後は持ち帰りになる。次の回でも、同じところから話が始まる。

よくある対処

こうした状況に対して、よく行われるのは次のような対応です。

どれも一定の効果はあります。ただ、集める仕組みを整えても、集まったものがひとつの案にならないことがあります。

それでも解消しない理由

問題は、部門の数が多いことや、調整が足りないことだけとは限りません。

各部門は、自分たちの言葉で、自分たちの範囲を検討しています。前提としている条件も、対象としている範囲も違います。そのまま並べても、比べられる形にはなりません。

そして多くの場合、この検討で最終的に何を決めるのかが定まっていません。決めることが定まっていなければ、集まった内容のどれが判断材料になるのかを選べません。この選び分けと変換の作業は、どの部門の担当範囲にも入っていないことがあります。

その結果、会議は各部門の報告を聞く場になります。決まらないまま持ち帰りが増え、部門が増えるほど、聞くべき報告と読むべき資料だけが積み上がっていきます。

見直すべき構造

ここで確認したいのは、次のような問いです。

  1. この検討で、最終的に何を決めようとしているのか
  2. その判断をするために、どんな材料が必要か
  3. 各部門から出ているものは、その材料になっているか
  4. 前提としている条件や、対象としている範囲は揃っているか
  5. 集まった内容をひとつの案へ変える作業は、誰の仕事になっているか
  6. その案を、どの場で、誰が決めるのか

ひとつにまとめるとは、資料を束ねる作業のことではありません。判断できる形へ変えるところまでが含まれます。

社内共有のための素材

相談すると何が整理されるか

Latentとの相談では、まずこの検討で何を決めるのかを定めます。そこから逆算して、判断に必要な材料を特定し、いま各部門から出ているものとの差を確認します。

そのうえで、各部門の検討結果を同じ前提と同じ範囲で整理し直し、判断できる一つの案へ変えます。決める場と、決める人も併せて整理します。

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検討の統合ではなく、まだ決まっていない判断が作業や確認として残り続けている場合は、そのプロジェクトの進め方を別に確認します。また、複数のテーマが並んでいて、どれを進め、どれを止めるかが決まらない場合は、テーマの比較のしかたを確認します。外部の委託先から出てきた提案を、発注する側で判断できない場合は、その観点を別に整理します。

現在の状況を伺い、どこから整理するかを一緒に確認します。どの記事が近いか分からなくても、課題や依頼内容が明確でなくても問題ありません。